ドライソケットとは
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歯を抜いた後の痛み、、ドライソケットとは?原因・症状・対処法を解説します!
こんにちは。エス歯科クリニックみなとみらい院梶村安です。
親知らずなどを抜いた後、「数日たってから急に強い痛みが出てきた」「ズキズキして眠れない」…そんな経験をした方もいるのではないでしょうか?
それは「ドライソケット」と呼ばれる状態かもしれません。
今回は、ドライソケットの原因・症状・予防法・治療について、わかりやすく解説します。
◾️そもそも、ドライソケットとは
通常、歯を抜いた後の穴(抜歯窩)には血の塊(血餅:けっぺい)ができ、これが傷口を覆いながら徐々に新しい組織に置き換わっていきます。
しかし、何らかの原因でこの血餅が剥がれてしまったり、最初からうまくできなかった場合、骨がむき出しになり、強い痛みが出ることがあります。これが「ドライソケット(乾燥性骨炎)」です。
■ 主な症状
• 抜歯後2~4日してから、ズキズキとした強い痛みが再発
• 痛み止めが効きづらい
• 傷口から嫌なにおいがすることも
• 骨が見える/露出していることがある
※通常の抜歯後の痛みとは異なり、より強く、長く続きやすいのが特徴です。
■ なぜ起こる?ドライソケットの原因
ドライソケットの原因としては以下のようなものが考えられます:
• 抜歯後すぐにうがいをしすぎた
• 傷口を舌や指で触った
• 喫煙や飲酒をした
• 血流が悪い、または治癒力が低下している(糖尿病など)
■ どうすれば治る?治療と対処法
ドライソケットになってしまった場合は、自然に治るまで1〜2週間程度かかることもあります。ですが、痛みが強いため、歯科医院での治療が必要です。
治療法の例:
• 傷口の洗浄・消毒
• 抗生物質や鎮痛剤の処方
• 必要に応じて、詰め物(薬剤)で傷口を保護することもあります
■ ドライソケットを防ぐには?
予防がとても大切です。抜歯後は以下のことを守りましょう:
✅ 抜歯当日は強いうがいをしない
✅ 傷口を触らない・吸わない
✅ 喫煙・飲酒は控える(最低でも3日間)
✅ 医師の指示に従い、処方された薬をしっかり服用
■ 最後に
ドライソケットはとてもつらい症状ですが、正しく予防すれば避けられるケースがほとんどです。また、なってしまった場合も、早めに歯科医院を受診することで痛みを和らげ、回復を早めることができます。
抜歯後の強い痛みや違和感が続く場合は、我慢せずにご相談くださいね。
エス歯科クリニックでは、抜歯後のケアもしっかりサポートしています。お気軽にご相談ください☺️