親知らずは抜歯するべきか
症状から記事を探す
診療から記事を探す
親知らずは、上下の歯が噛み合っていて、虫歯や歯周病などの症状がなければ、特に抜歯する必要はありません。
ただし、親知らずが原因で不快症状が生じたり、周囲の歯や歯肉に影響を及ぼす可能性がある場合は、抜歯を検討する必要があります。
抜歯を検討するケースとしては、次のようなものがあります。
・親知らずが斜めや横に倒れていて、きちんと生え切っていない
・親知らずが手前の歯を強く押して歯並びに影響を与えている
・親知らず周囲の歯茎の腫れや痛みを繰り返す
・親知らずがかみ合わずに歯ぐきや頬の粘膜を傷つけている
・親知らずがひどい虫歯や歯周病になっている
・親知らずが原因で周囲の歯が虫歯や歯周病になっている
親知らずを抜歯するタイミングは、個人差や状況によって異なります。
一般的には歯が埋まっている骨が柔らかい20〜35歳での抜歯が推奨されています。
口腔内の状態や生え方によって抜歯が困難な場合もあります。
また痛みや腫れ等、急性炎症がある場合は抜歯が困難です。
少しでも気になることがあれば、いつでもご相談下さい!
歯科医師 高本