新しく導入したインプラント
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本日は新しく導入されたインプラントの種類についてご紹介します。
当院ではNobel Biocare、NEODENT、京セラの3つのメーカーのインプラントを取り扱って追います。
特にNobel Biocareのインプラントは形状や種類に応じて様々なものを取り揃えています。
中でもNobel Biocareより昨年発表されたN1システムについてご紹介します。
N1インプラントはドリル、インプラント体の形状・性質を一新し
より骨へのダメージが少なく、難しい症例にも対応できるようになりました。
従来インプラントの手術ではインプラントを埋入する埋入窩(穴)を形成する時に
高速回転するドリルと歯槽骨の間で摩擦熱が生じ、骨細胞の壊死に繋がるリスクがありました。
このリスクを軽減させるために絶えず注水下での治療が必須でしたが、
N1システムでは特殊なドリルを用いることで低速でのドリリング操作を可能にし、
骨細胞を温存することができるようになりました。
これによりインプラントと骨のより強固な結合が期待できます。
またインプラントの形状をなめらかな三角形とし(トライオーバル型)
骨からの応力を軽減し、元々の骨が薄い部位にも理想的にインプラントを埋入することができるようになりました。
その他にも、インプラント体の形状に合わせた上部構造(被せもの)により
細菌が骨内に入るリスクを大きく軽減し、高い審美性を実現しています。
このように日々進歩する治療システムを取り入れることで難しい症例にもより理想的な治療計画がご提案できるようになりました。
もちろんN1システム以外にも様々な種類のインプラントの取り扱いがありますので、インプラント治療でお悩みの方は是非ご相談ください。
歯科医師 長野