インプラントの術後に気を付けるべき注意点とは?起こりうるトラブルについても紹介
インプラント治療
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はじめに
誰しも、インプラント治療によって手に入れた機能性・美しさを長く維持したいと考えているのではないでしょうか。
術後に正しく適切なケアを行い、注意事項を守ることで長期間にわたってインプラントを快適に使用いただけます。
ですが、適切なケアを怠ってしまうことでかえってトラブルを招いてしまう場合もあります。
こちらでは、インプラントの術後に気を付けるべき点や、術後に起こりやすいトラブルについても詳しくご紹介しています。
時間も費用もかかるインプラント治療だからこそ、半永久的に満足できるようにしっかりと正しい情報を把握しておきましょう。
目次
01.インプラントの術後に気を付けること・注意点
02.インプラントの術後1週間からのメンテナンス方法
03.注意点を守らないことで起こりうるトラブル
04.痛みがつらい時の対処法
05.エス歯科クリニック横浜みなとみらいのインプラント治療
インプラントの術後に気を付けること・注意点
インプラントの術後の回復をスムーズに進め、治療の成功率をアップさせたり治療期間の短縮を図ったりするためには、術後のケアが非常に重要です。
術後は口の中に傷がついている状態となるため、患部にできるだけ刺激を与えないようにする必要があります。
これから紹介することに注意を払い、適切なケアを行うようにしましょう。
食事
インプラントの術後は、傷口が安定するまでの数日間、食事の内容と噛み方に注意しましょう。
食事の内容は患部の傷を刺激しないよう、お粥やスープのような柔らかい食べ物を選び、肉のような硬いものや噛み応えのある食材は避けてください。
また、辛い食べ物や熱い飲み物のような刺激物は、患部の腫れや痛みを悪化させる可能性があるため控えましょう。
食べ物を噛むときは、患部と反対の歯で噛むように意識しましょう。
患部で食べ物を噛むと、傷口を刺激して痛みや腫れが悪化したり、感染症を引き起こすリスクが高まります。
睡眠
インプラント手術後は、十分な睡眠を取ることが傷口の回復を早めるポイントとなります。
横になる際には、頭を少し高くして血流を抑え、腫れや痛みを軽減する姿勢を保ちましょう。
インプラント手術は日帰りとなりますが、術後すぐに活発に動くのはおすすめしません。
睡眠不足になると、患部の腫れや痛みが悪化する可能性があります。
自宅でリラックスして過ごせるようにしておくことが大切です。
運動
手術後は激しい運動や重労働は避けましょう。
特に、ランニングや筋トレのような身体に負荷がかかる運動は控えてください。
身体の血流が増加すると、患部の出血や腫れを引き起こす可能性が高くなります。
また、痛みがひどくなり、術後の回復が遅くなるリスクもあるため注意が必要です。
運動を再開するタイミングについては、担当の歯科医師に相談して適切な指導を受けることをおすすめします。
入浴
入浴も運動と同じく身体の血流を活発にし、体温を上昇させます。
痛みや腫れを悪化させる可能性があるため、術後の入浴はシャワーで済ませ、湯船に浸かることは控えましょう。
翌日以降も、2〜3日は長時間の入浴や高温のお湯に浸かるのは避けるようにし、体調を見ながら少しずつ通常の生活に戻していくと安心です。
ただし、骨造成や骨移植を行なっている場合は、傷口が大きいため入浴を控えていただく期間が長くなることがあります。
歯磨き
術後の歯磨きは患部に触れないようにし、ほかの部位は通常通りのケアを行いましょう。
歯科医師から専用のうがい薬が処方された場合は、指示に従って使用してください。
傷口が落ち着くまでは、歯磨きのときに患部に刺激を与えると、傷口の痛みや腫れが悪化したり出血したりする可能性があります。
最悪の場合、埋め込んだインプラントが脱落してしまうため、術後の歯磨きは歯科医師の指示に従って丁寧に行いましょう。
喫煙
喫煙はインプラントの治癒を妨げる大きな要因となります。
これはタバコに含まれるニコチンやタールが血流を悪化させ、インプラントの骨との結合を遅らせてしまうためです。
術前2〜3週間から禁煙を始め、術後は最低2〜3週間できれば3〜6ヶ月はタバコを吸わないようにしましょう。
タバコを吸う人は、タバコを吸わない人と比べてインプラントの定着率とインプラント治療の成功率が低くなるという報告もあります。
可能であれば、この機会に禁煙を検討するといいでしょう。
インプラントの術後1週間からの
メンテナンス方法
術後1週間を過ぎたら、患部を縫っている糸を外す処置を行います。
このくらいになると患部の傷も落ち着いてくるため、食事、運動、入浴もほぼいつも通りにできるようになります。
いつも通りの歯磨きも再開できるようになるため、ストレスも少なくなるでしょう。
インプラント術後1週間からのメンテナンス方法について具体的にご紹介します。
歯磨き
インプラント手術後は、約1週間後から通常の歯磨きを始められるようになります。
ただし、傷口の回復状況を確認しながら、歯科医師の指示に従って行うのが望ましいです。
基本的にインプラント周辺はまだデリケートな状態であるため、柔らかい毛の歯ブラシを使って優しく磨くことが大切です。
通常の歯磨きに加えて、抗菌作用のあるうがい薬、歯間ブラシ、デンタルフロスを使用してインプラント周りの細かい隙間の汚れを除去しましょう。
可能であれば、インプラント専用の歯ブラシを使用することで、より効果的にケアを行うことができます。
鎮痛剤
術後1週間ほどは患部に痛みを感じやすいため、当院では痛み止めを処方しております。
痛みは術後1〜2週間ほどで治るのが一般的ですが、術後1週間を超えてもやや痛みが残る可能性があります。
その場合は、処方された痛み止めを服用して様子を見てください。
ただし、痛みが激しいか2週間を超えても痛みが続くようなら、何らかのトラブルが起きている可能性が高いです。
術後のトラブルは、放置するとインプラントの早期脱落につながるため、すぐに歯科医院に連絡しましょう。
抗菌剤
術後の感染を防ぐためには、抗菌剤の服用が欠かせません。
抗菌剤を正しく服用することで、手術部位の感染リスクを下げ、順調な回復をサポートすることができます。
歯科医師から処方された抗菌剤は、指示通りに適切な量を最後まで飲み切るようにしましょう。
途中で服用をやめたり、歯科医師の指示通りの量を飲まなかったりすると、抗菌剤の効果が十分に発揮されずに傷の治りが遅くなる場合があります。
また、傷口から感染症を引き起こし、インプラントが脱落する可能性もあるため注意しましょう。
注意点を守らないことで起こりうる
トラブル
インプラント治療後のケアを怠ると、患部の出血、痛み、腫れ、膿のようなさまざまなトラブルが発生する可能性があります。
術後のトラブルは傷口の回復を妨げるだけでなく、インプラントの定着率にも影響を及ぼすため、注意事項を守りながら適切な対応を行うことが重要です。
術後の注意点を守らないことで起こりうるトラブルとそのリスクについて、確認してみましょう。
出血
一般的に術後1〜2日は、傷口から多少の出血が起こります。
しかし、術後の注意点を守らずにケアを怠ると、出血が止まらなくなる可能性があります。
特に、術後に激しい運動を行ったり、入浴や飲酒のような血流が増加する行為を行うと、血が止まりにくくなるため注意しましょう。
また、歯磨き中に強く傷口を刺激すると、再び出血する場合もあります。
出血が止まらない場合や出血量が多いと感じた場合は、速やかに歯科医院に連絡しましょう。
痛み・腫れ
痛みや腫れは術後1〜2週間ほど起こる症状ですが、術後の注意点を守らない場合は悪化する可能性があります。
例えば、指示された鎮痛剤を服用しない、術後の安静を守らずに身体を酷使するなどの行動をしてしまうと、患部の痛みや腫れが長引くでしょう。
痛みや腫れが2週間を過ぎても引かない、症状が悪化していく、痛み止めを飲んでも効かないという場合は、患部が細菌感染を起こしている可能性があります。
早めに歯科医院に連絡しましょう。
膿
術後に傷口から膿が出てくる場合は、インプラント周囲に感染症が発生している可能性があります。
膿は、傷口の清潔が保たれていなかったり、何らかの原因で傷口に細菌が入り込んで炎症を起こしている場合に起こりやすい症状です。
このような状態を放置すると、インプラントの定着率が悪くなり、最悪の場合インプラントが脱落する可能性もあります。
上顎のインプラント手術の場合は、鼻から膿が出る場合もありますので膿が出てきた場合は、早急に歯科医院を受診しましょう。
痛みがつらい時の対処法
インプラント治療後に強い痛みがでた場合でも、適切な対処を行うことで症状を和らげることができます。
痛みを抑えるためのポイントは、以下の通りです。
・処方された薬を服用する
・血流が速くなる行為を避ける
・患部を冷やす
歯科医院にすぐに連絡できない場合は、これらの方法で対処し、歯科医院が開いたら担当医に指示を仰ぎましょう。
処方薬の服用
術後の痛みを和らげるため、歯科医院では術後に痛み止めが処方されるのが一般的です。
ロキソニンやボルタレンなどの痛み止めが処方されることが多いため、痛みがつらいときは歯科医師の指示通りに服用しましょう。
また、痛みが強いからといって指示された以上の量を服用するのは止めましょう。
痛みが強い場合でも自己判断で薬を追加、服用はせず指示された用法・容量を守るようにします。
痛み止めを飲んでも痛みが引かない、もしくは吐き気やかゆみなどの副作用が現れるような場合は、速やかに担当医に相談してください。
血流が早くなる行為を避ける
術後の痛みや腫れを悪化させないためには、血流を促進する行為を控えることが大切です。
例えば、熱いお風呂に長時間浸かる、激しい運動をする、アルコールを摂取するなどの行為は血行を促進することにつながり傷口の痛みや腫れを悪化させる場合があります。
また、辛い食べ物や熱い飲み物の摂取、歯ブラシで傷口に触れるような行為も、傷口に刺激を与えるため避けるようにしましょう。
術後2~3日間は特に注意が必要で、身体を安静に保ち、負担をかけない生活が大切です。
よく睡眠をとって身体を休めるようにし、回復を促す環境を整えていきましょう。
冷やす
術後に痛みや腫れがある場合は、幹部を冷やすことで症状を軽減できます。
冷却シート、冷たいタオル、保冷剤を患部付近の頬の上に当てると効果的です。
ただし、保冷剤の場合は直接肌に当てると凍傷を起こす危険があるため、タオルや布で包んでから使用してください。
冷やす際には、1回あたり20分程度の冷却を数回に分けて行うと良いでしょう。
長時間冷やし続けると血行不良を引き起こす可能性があるため、適度な時間を守るよう心がけてください。
冷却による痛みの抑制効果が高いタイミングは、術後直後から数日間です。
冷やすことで腫れを抑え、痛みを和らげることができます。
担当医師に相談
術後の痛みが強く、痛み止めの服用や冷却を行っても改善しない場合や、腫れが引かず膿が出てくるような場合は、細菌感染による炎症が起きている可能性があります。
このような場合には放置せず、速やかに担当医に連絡して指示を仰ぎましょう。
時間の経過とともに痛みが増している、傷口が赤く腫れている、患部が熱を帯びてくるような場合は、特に早急な対応が求められます。
診察の際には、痛みの程度や経過をできるだけ詳しく伝えることにより、適切な治療を受けることができます。
しかし、痛みや腫れが異常なものかは自分で判断できないものです。
術後に不安を感じた際は、どんな些細なことでも気軽に相談すると安心です。
エス歯科クリニック横浜みなとみらいのインプラント治療
インプラント治療を検討する際、技術力や設備の充実度、アフターケアなど、多くの点でクリニック選びが重要になります。
エス歯科クリニック横浜みなとみらいでは、患者様に安心して治療を受けていただけるよう高度な技術力を持つ認定医が在籍し、最新の設備を導入しています。
また、痛みに配慮した麻酔法や、長期にわたる保証制度で、患者様がリラックスして治療に臨める環境を整えています。
強み・特徴
高度な技術力を持つ認定医による治療
エス歯科グループには、国際インプラント学会の指導医・認定医として認められたドクターが在籍しており、世界基準の技術力で高精度なインプラント治療を提供しています。
骨の量が不足している場合や、再生療法が必要な難しい症例でも対応可能な場合があり、他院で治療が困難とされたケースにも積極的に取り組んでいます。
先進的な設備で正確な治療を提供
インプラントのオペは、状況によって長時間に渡ることもあります。
そんな状況にも備えてエス歯科グループでは、患者様の身体への負担が非常に少ない手術台を導入しています。
さらにオペ室には専用の空調設備や手術用ライトを備えています。
質の高いインプラント治療を提供するためには、このようなインプラント専用の設備が必要不可欠となります。
低金利のデンタルローンの用意
エス歯科グループでは、金銭的な理由で本来選択したい治療を選べない状態をなるべくなくしたいという思いから、他院よりも低い金利でデンタルローンをご用意しています。
インプラント治療をデンタルローンで行った場合、他院と比較しても治療費用の総額が安くなることもあります。
治療について経済的な面でご不安なことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
長期の安心を支える15年保証
インプラント治療に対する安心感を高めるため、エス歯科クリニック横浜院では最長15年の長期保証を提供しています。
治療後に何か不安や問題が生じた場合でも、丁寧にサポートし、患者様に長期にわたる安心をお届けします。
痛みに配慮したリラックスできる治療環境
当院では、麻酔専門医による静脈内鎮静法(セデーション)を導入し、患者様がリラックスした状態でインプラント治療を受けられる環境を整えています。
この麻酔法により、手術中の痛みや不安感を最小限に抑え、快適な治療が可能になります。
インプラントコーディネーターによるサポート
患者様が抱える不安や疑問に丁寧に対応するため、エス歯科グループではインプラントコーディネーターが常駐しています。
治療に関する説明や相談を通じて、患者様が安心して治療を受けられるようサポートし、ドクターとの橋渡しを行います。
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