バイオフィルムと歯周病の関連性
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皆さんこんにちは、歯科衛生士の岡です
当然ですが、皆さんはバイオフィルムという言葉を聞いたことはありますか?
歯垢またはプラークとも呼ばれてもいます。
お口の中でこのバイオフィルムが極力無い状態にしておく事が、虫歯や歯周病を防ぐためにとても重要です!
バイオフィルムはどうやって出来るの?
バイオフィルムは歯の表面に細菌が集まって、時間をかけてつくられていきます。歯磨き後8時間たったころから歯の表面に細菌が付着して仲間を増やしていき、そこから48時間後には急速に菌が成長し、72時間後には完全なバイオフィルムとなります。
バイオフィルムがお口の中に与える影響は?
バイオフィルムを放置すると歯周病が進みます。
その結果歯茎が痩せる、顎の骨が減ることにより歯を失う可能性があります。
歯周病により全身性疾患にも、リスクが伴います。循環器や呼吸器系疾患、関節炎や糖尿病などがあります。
一般的な口腔衛生と専門家による処置を組合わせることで、バイオフィルムをコントロールし、より良い口腔と全身の健康を維持できます。
そこで、バイオフィルムの除去に特化しているのが、GBTメンテナンスです!
Guided Biofilm Therapy(GBT)は、エアフロー、ペリオフロー、ピエゾン 技術を用いた、歯面清掃のバイオフィルム除去ソリューションです。
科学的エビデンスに基づいてEMSが提唱しています。
侵襲性を抑え、より快適、安全かつ短時間で治療できるように設計されています。
GBTメンテナンスで使用するエアフローパウダープラスの成分は、エリスリトールといいます。
エリスリトールとは、天然の糖アルコールで非う蝕性です。血糖値を上昇させない特徴があります。
また、歯垢の重量や細菌の増殖・活性化を現象させ、口腔内の健康維持につながるとされています。
0.014mmの小さな粒子で、エナメル質、象牙質、詰め物、被せ物、矯正装置、インプラント上部構造などに対して刺激を抑えながら着色除去だけではなく、
バイオフィルムと早期歯石を除去するパウダーです。
粒子がとても細かいので器具が届かない歯ぐきの奥まで歯周病の細菌除去が効率よく施術可能です。
エアフローを体感した患者様からは、「全然痛くなくて、快適だった」「歯の表面がツルツルになった」と好評の声をいただいております。
これからもエアフローを用いて、メインテナンスや歯周病治療、審美治療を行なっていきたいと思います。
今までのクリーニングと全く違うクリーニングを、是非当院で体感していただければと思います。
私自身も、皆さんのお口の中の健康を守れるように日々知識をアップデートしていきます。
※GBTメンテナンスについてはグループ院である、横浜エス歯科クリニックにて専門的に施術しております。
施術希望の方は横浜エス歯科クリニックにお問い合わせ下さい。
歯科衛生士 岡